チェロ成長記録2:大人初心者2年半〜5年目までの上達具合の話

チェロ

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こんにちは♬
ひよこです🐣

2023年。楽譜も読めない状態からチェロを習い始めて今年で5年目に突入するようです!楽しくてあっという間💕節目な年数なので、実際どのくらい技術的に成長してるのか、客観的にまとめてみました。

ひよこと同じように楽譜読めない大人の方が、チェロを習った場合どのくらいのペースで成長できるのか目安として参考になれば幸いです♪

前半分0カ月目から2年半までの成長記録が知りたい方は、もうひとつ前の記事からどうぞ!

2年半~3年目まで:目指す方向へ

この頃。教えていただいている先生に無謀にも「ドヴォルザークコンチェルトをいつかかっこ良い音で弾きたい!」と宣言したひよこちゃん。

「明確な目標があると教えやすいです♪」と、前向きに受け取っていただきまして、レッスンが進んでいきました。

この先、大人としてよく知っているレパートリー(ジブリとか映画曲とか)をただ増やしていきたいのか、王道にクラシック曲を覚えていきたいのか、曲よりも基礎技術やエチュードだけをストイックに教えてほしいのか。

人によって成長したい方向性って違いますもんね!(もちろんどの方向でも基礎技術は大事なのは大前提ですが🐣💦)

というわけで今現在レッスンの流れとしては、お子様たちと同じような流れ、基礎技術を大事にしつつクラシック曲を使って楽しく技術習得をしていっています♪

弾ける目安曲

スクワイアのダンスラスティック (Squire:Danse Rustique)

2年目に入った頃に課題として出されたこの曲。難易度的には鈴木の教本第5巻で、数か月かかりましたが合格ラインまで到達しました。この辺からチェロの曲として本格的な感じがするというか、結構技術的な難易度を感じはじめる入り口。

片方は開放弦の簡単なダブルスタップや、途中からたくさんの音符をスラーで滑らかにつなげる技術などなど、覚えることが盛りだくさんです。

小学校低学年くらいの子どもが発表会に選んだりする曲のひとつで、ほんと楽しい~!難易度的にもチェロのレッスンしてる~!って感じがします🐣💖

スクワイアのブーレ(Squire:Bourree)

ダンスラスティックの後に課題として出た曲。作曲者は同じスクワイアで、ダンスラスティックよりもちょっぴり難易度UPを感じました。
ダブルスタップでは両方の弦をちゃんと抑えて和音の響きを意識したり、ひよこにとっては初めてのトレモロ奏法だったり、飾り音符も非常に多い曲。

刻む感じのかっこいい曲が好きなので、ものすごく好き!難しかったけど!でも好き!この先の未来に、ドヴォルザークコンチェルトがあるのかなって思えるような一曲でした💖

3年目~4年目:ハイポジションの克服

ダンスラスティックやブーレでたまにハイポジがありましたが、なあなあというかギリギリ、弾いた勢いのまま合格を通ってきた感のあるひよこ。そんなさなか、ポッパーのガボットが課題として出されました。

弾ける目安曲

ポッパーのガボット(Popper:Gavotte)

この曲はメインテーマみたいな部分と、ハイポジ強化練習フレーズ、またメインに戻ってスラーの強化、フラジオの強化みたいなとても分かりやすく移動していきます。

まるでゲームのステージみたい!✨

ただ課題になってる部分ができないと急激に下手に聞こえたりするので、もう勢いのまま今までのように通り過ぎることができません。できない課題を直視する羽目になるから、なかなかに強烈な精神ダメージw

その分弾きやすいメインテーマに戻った時ホッとしますよ🐣💖

この曲で苦労したのはやはりハイポジション。今までのように音階を上ってきて最高音をぱー!っと一瞬出せたらいいというわけではなく、ハイポジションのままメロディを弾き続けるパートがあるんですよね。

でもこの曲のおかげで、ひよこにとって、ハイポジションの弾き方に自信がつきました!!うまくいかない時でも、落ち着いてガボットの練習時を思い出しています。

ちなみに合格まで半年かかりましたが、習得できるまで必死に粘ったので、今では糧ですね♪

4年目〜5年目:曲らしい曲。表現力。

そして4年目をこえてでた課題。曲らしい曲、プロのチェロ奏者も弾いている有名クラシック曲などもいよいよ弾くことになりました。

弾ける目安曲

サンサーンスのアレグロアパッショナート(Saint-Saëns – Allegro appassionato)

鈴木の教本第8巻にある有名曲、サンサーンスのアレグロアパッショナート。情熱的なメロディがたまらなく好きで、何度か弾きたいと先生に言ってはもうちょっと上達してから~になっていた曲です!

4~5年目にしてついにレッスン!

実際やってみて思ったのは、雰囲気だけかっこよくなら出来るかもだけど、チェロの基本動作ができていないと美しくはならないということ。クレッシェンドやスピード感の激しいイメージが先行しすぎて、ひよこが弾くとどうしても弓がドタバタしてしまいました。弓の安定感については、今でも課題。

パラディスのシシリエンヌ(Paradis:Sicilienne)

もうひとつ課題にしていたのはパラディスのシシリエンヌ、ゆったりとしたバラード調のメロディです。今までひよこはバラード系がどうも苦手で、自分から好んで弾こうとしないジャンルでした。

右手が安定していないから、ゆったりした弓使いになった時に音の乱れが目立つんですよね。

それを克服するためにも!表現力たっぷりにゆっくり時間をかけてレッスンしていただき、今ではバラード系への苦手意識もかなりなくなりました♪

5年目:今現在の課題曲

5年という月日を迎えて今やっている課題曲は、メンデルスゾーンの無言歌。タイプ的にはシシリエンヌと同じ雰囲気ですが、途中からがらりと変わった後はアレグロアパッショナートを思い出します。

合格にたどり着くまでに問題となっているのは、右手弓の安定感のなさ。アレグロアパッショナートでも同じことをやってしまっていたのですが、曲に激しいイメージを持った時、右手が勢いに任せてぐちゃぐちゃになるんですよね。

やはり何事も基本が大切、本当に良い音を出したいなら、真っすぐな弓使いや基礎技術は必須なのだと痛感。今年は特に、基本を大切にすることでうまれる良い音作りを目指しています。

今一度!根本の部分から修行していこう~~!🐣✨

💡上達具合が分かる録音公開記事一覧はこちら♪
https://cello.neko24n.com/tag/sound/

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