こんにちは!
ひよこです🐣♪
チェロの弓を新しく買ったのは6月なので、今で約1ヶ月半。とても繊細な表現のできる良い弓なのですが、最近ちょっと弓毛が気になってきました。
弓毛が気になるの巻
もともと購入した時に貼られていた弓毛は、弓を製作したブラジルで張られた弓毛。なので正確な産地が不明ではありますが、購入した楽器店の方によるとおそらく定番のモンゴル産弓毛だろうとのことでした。
チェロ弓を買った時の詳細な試奏話はこちら
もう長いこと愛用した気になっていましたが、まだ1ヶ月半目かぁ!なんだかはるか昔の出来事のように思えて、日付の流れる感覚が変な感じです♪
モンゴル産の弓毛について
新しく買ったブラジル弓の前はドイツのペゾルトというブランドの弓にモンゴル産の組み合わせでしたが、たしかに弓毛のひっかかり感は似た感触。
モンゴル産の弾き心地
言葉にするのは難しいのですが、あえて文字にするとモンゴル産の弓毛は、弓毛と松脂のざらつきによって弦を捕まえて、っグ!って感じで発音するような感覚。その後もざらついたでこぼこ道の上を、弓が走りながら鳴らすイメージでした。
あ、弾きにくいとは言ってませんよ!定番の弓毛って言ったらこんな感じだよなーっていうまさにオーソドックスな感覚です。だからこそ昔から慣れているのもあって音量的にはとても鳴らしやすいです。
音色
しかし最近、ちょっと気になったのは音の出だしの瞬間。ひよこの技術不足ももちろんあるのですが、ふとした拍子にどうもギャリっとした音が出やすい。。
松脂側で調節を頑張ってみたものの、やはり繊細な出だしだったりPPな表現力を求められる時に、ぎゃりっとした音が悪目立ちする。弓毛を変える効果はいろいろあるようだけど、最初の発音性の部分が特徴出て一番分かりやすい気がします。
弓毛の産地による違い
というわけで弓毛を変えてみようと思い立ち、購入した楽器店のメニューをチェック♪ ラインナップは定番のモンゴル産、初めて聞いたシベリア産、高級弓毛の代名詞イタリア産。お値段もこの順番に上がっていました。
モンゴルから変化を求めるわけだから、シベリア産かイタリア産の二択になるわけですが、また張り替える時の覚書として違いをメモ。
定番のモンゴル産
さっき詳しく書いた通り、ド定番の弓毛。たいていの弓にはこれが張られているらしい。音量はオーソドックスにでるけど、繊細な表現には△
シベリア産
シベリア産、楽器店のメニューで初めて存在を知りました。とてもシルキーな手触りの毛ながらも、引っ掛かりはしっかりとあり音が鳴るらしい。音量は少し下がるかもしれないけど、室内楽に向いていて繊細な表現力には特に長けている、とのこと。
高級弓毛の代名詞!イタリア産
ひよこの先生が使っている弓毛はイタリア産とのことでした♪ 雑音のない艶ある美しい音色という印象ですが、先生が弾いたらなんでも上手いからなぁ😂ww 定番のモンゴル産と比べると2倍くらいのお値段というのもあり、プロの方が多く愛用している弓毛のようです。ひっかかりが強く大ホールでも鳴らせる音量と響きとのこと。
張り替えたのはシベリア産
ちょっと悩んだ結果、ひよこが選んだのはシベリア産!✨ この写真は張り替え直後、まだ松脂も塗る前の新品!きれい〜♪
そもそも弓毛を張り替えようと思った理由が出だしのぎゃりっとした音問題という点、最近レッスンでは美しい丁寧な音を〜とご指導いただいているのもあり、その方面に特化できそうなシベリア産を選びました。
あとこの弓の特性なのか、松脂もひっかかり強すぎるタイプ使うと身動き取れなくなり、持ち味が消えるような印象があったんですよね。引っ掛かりのかなり強いベスポークから、少し軽くなるギョームの松脂のほうが相性よかったので、弓毛もその方向へ変えてみました。
モンゴル産とシベリア産、弓毛の録音比較!
新品の弓毛ってなんだかワクワクしちゃいます♪ 早く曲を弾きたいはやる気持ちを抑えて!
まずは松脂を塗り塗り、塗り塗り、塗り塗り、、、、音が出るまでたまに様子をみつつ塗り込み準備完了〜〜!比べてみましょう♪
変更前に録音したモンゴル産弓毛
〜前提のチェロのセッティング状況〜
・弦の種類CG線 スピロコアタングステン巻き
・弦の種類DA線 ラーセン社のマグナコア アリオーソ
・松脂はギヨームがメイン(80年前のベルナルデル、通称缶ベルも混ぜてる
・エンドピンはカーボン10mm
最近はずっとこんな感じのセッティングで弾いています。
ゆったり開放弦や細かく刻んだり、弓毛の特徴ができるだけ分かりやすいように鳴らしてみました。ハ長調の音階ならそうとしてるのに、くせでファにシャープかかったりするのはどうか気にしないでください……😂w
今でだいたい3年目とちょっと。チェロ初心者が弾いたら弓毛の違いはどんな音になるのか、という方面から参考に♪
シベリア産弓毛
続いてはシベリア産の弓毛!シルキーな毛と聞いていましたが、松脂塗ってる時もとぅるんとぅるん滑ってるような滑らかさにびっくりwリンスした直後の髪の毛みたい! 音ちゃんと引っ掛かるのか少し不安にまで感じるシルキーさでしたが、いざ録音へ。
引っ掛かるのか不安だったけど、ちゃんと引っ掛かる〜!モンゴル産みたいなざりっと引っ掛けてる感触じゃなくて、弦に弓毛が吸い付く感じですね。こまかい微振動で楽器を鳴らしてくれる感じ。無駄にガタガタ暴れないからか弾き心地も良好!
一時間後のシベリア弓毛
シベリア弓毛の特徴に慣れ、松脂もだいぶ馴染んできた一時間後に再び録音。
最初不安だった音量面もかなり伸びてきました。モンゴル弓毛だったらぎゃりって言いそうな力をかけても、ソフトに包み込む感じの音色。
思うこと
いろいろな弓毛を触って思ったのは、最初のうちはモンゴル毛で十分だけど、表現力が欲しくなってくる頃にシベリアがすごく良い感じ、といったところでしょうか💕
モンゴル弓毛は普通くらいの音量からフォルテッシモにかけて元気良い印象の音を鳴らしやすいけど、シベリアは繊細なピアニッシモからフォルテくらいまでが表現豊かで得意な印象。一応最大音量を出そうとしたら、そこまでモンゴル弓毛に負けないんじゃないかなぁ。
でもイタリア弓毛と最大音量勝負したら、音圧感で負けると思う。
ただ、日本という騒音問題住宅事情とか、初心者ゆえの不安定な音程や音色の練習ということを考えると、シベリア弓毛が一番遠慮せず、本来の右手使いで練習しやすい気がします。モンゴル弓毛で練習に熱中してると、木造の家ごと音圧で揺れてるんじゃないかって雰囲気出てたから、、w
先生みたいに上手いならいいけど音程外す初心者の音漏れ、やはり恥ずかしいのです😂w
さあ!レッスンまでにシベリア弓毛使いこなせるように練習頑張るぞ〜〜♪✨
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押してくれたら練習もっと頑張るピヨ🐣🎵
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