チェロ練習記録まとめ|初見~合格「Lee:40 Melodic studies OP31 No8(右手のエチュード セバスチャン・リーの8番)」

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こんにちは♪
ひよこです🐣

楽譜の初見状態からレッスンで合格をもらえるまでを目安に、ブログに綴った練習の成長記録や参考にした動画もまとめました。これからこの楽曲に取り組む方の練習計画や、少しでも何かの参考になれれば幸いです♪

今回まとめた曲は正式名称「Lee:40 Melodic studies OP31 No8 (右手のエチュード セバスチャン・リーの8番)」!

Lee:40 Melodic studies OP31 No8 (右手のエチュード セバスチャン・リーの8番)

全部呼ぶと長いので、リーの8番、セバスチャンリーの右手練習曲、そんな略し方でチェロレッスン中は呼んでいました。

チェロの弾き手側の状況🐣

大人初心者。チェロレッスン開始からこの楽譜をもらった時点で約2年10ヶ月目。

・右手の弓が平行にいかずよくバタつく
・移弦時によく弦から弓を離してジャンプしてしまう
・日頃から音の繋がりを途切れさせてしまうクセ有(ポルタート状態)
・音符の多いスラー苦手
・右腕の重みの感覚を理解できていないため浅い音、または力まかせで響きのないフォルテ

チェロの右手弓使いを鍛えたい、または上にあげたひよこと同じようなクセがある方の矯正手段としておすすめ🐣

リーのエチュード練習時に意識すること

リーの右手エチュードはその名の通り、チェロの右手の使い方を習得するにはぴったりな練習曲。

曲の内容としては無伴奏曲によくある形で低音弦でベース音をだしながら、一定のリズムですすむ楽曲です。低音弦のベース音をかすらせないように腕の重さをしっかりかけ、ロングトーンによる休みが無いので効率の良い右手使いを覚えないといけません。

参考動画をいろいろ調べていると、日本の先生の動画では「右手首」の使い方についてよく話してるのですが、私の先生は手首については特に言及された記憶はありませんでした。

その代わりに先生からレッスン中言われていたのは「右肩や肘をあげたりバタバタせずに、最短効率で右手を使ってみてください」なのですが、これを実行しようとすると右手首を必然的にうまく使うことになるのではと思います。

チェロ練習参考動画リンク

練習参考動画1:Cello Pedia様(リーのエチュード8)

ひよこが練習中参考によく見ていたのはこちらのチャンネル「Cello Pedia」様!スズキの教本とかセバスチャンリーの教本とか、そういう中にある練習曲を数多く、名前の通りwikiのように演奏してくれています。とにかくかっこいい!何度も見ちゃう。

練習参考動画2:おけいこクラシック様(リーのエチュード8)

続いてご紹介したのは「おけいこクラシック」様。演奏しながら文字テキストで、曲を弾くにあたっての大切なポイントを解説されています。分かりやすい~!

練習参考動画3:中原絹枝のチェロちゃんねる様(右手首の話)

続いてご紹介するのは「中原絹枝のチェロちゃんねる」様。チェロの演奏技術的なことを具体的に話してくださることが多く、私の先生の言葉とはまた違った別角度から知ることにより、チェロへ対する理解が深まるのでよく拝見しています。最終的に同じことを言っていたとしても、入り口になる言葉が違う感じですね。

まさに今回の「右手首の使い方を上手に」=「肩や肘を動かさずに最小効率で」

どちらも最終的に同じ動きに到達する、といった感覚です。

この動画ではリーのエチュードを用いて右手首の話をメインに解説されています!(音ズレしてることだけ残念なのですが大事なこと教えてくださってる動画♪)

チェロ練習記録まとめ(時系列順)

楽譜初見スタート

3曲新しく同時にレッスン開始し少しテンパる。その中にリーのエチュード有り。

練習開始から1週間後 ※録音有り

リーのエチュードの練習をはじめて1週間が経過した時のブログ記事。録音を公開しているのですが、スラーの発音性がふにゃふにゃしております。あと無限に続くかのような音符の嵐に楽譜読めず大パニックしてるのが聞いててわかるw もちろん右手の重みは乗っていない。

最後の重音着地だけそれっぽく収めてキレイだったのは自分で褒めたいw

1月後のチェロレッスン

はじめての状態の3曲を練習していくのは緊張しました。リーのエチュードの出来は結構褒めてくださっていますが、ご指導いただいた内容詳細から考えると、右腕のパワーだけで無理矢理ゴリ押ししようとしてる。リラックス、力を抜くことによる音の美しい出し方をご指導いただきました。

2~3ヶ月の期間

強烈に伸び悩みました。右手の腕の重みと、リラックスの関係がとにかく分からない。相反する事柄のように感じていて、リラックスを意識するとふにゃっとした発音性のない音になり、重みを意識すると乱暴でベタッとした音になり。

3ヶ月半 突如理解した腕の重み ※録音有り

いろいろな参考動画を見たり、録音をしてみたり練習方法を変えてみたり。なかなかリーのエチュードの音の出し方、というより右腕の重みの概念や弦を弓で掴むということが根本的に分かっていなかったのですが、、

ある日。もうやけになりまして。

大きく息吸って、弦を弓毛で、がっ!!!と掴んで、

これでもかあああ!!って音出したんです。

そしたら突如、ずっと願っていた音が!?そんな日の喜び報告ブログ。たまたま録音してて本当よかった。この録音フレーズは同時に練習していたポッパーのガボットですが、この時を境目にリーのエチュード練習が格段に進みました。

右手の重みの概念と感覚。今まで楽器から感じたことのない振動。まるでヘレン・ケラーが「ウォーター」を理解した時のような、目の前の世界が突如ひらけたかのような衝撃感が忘れられない。

4ヶ月後のチェロレッスン前夜 ※録音有り

ご指導いただいた内容を反復し、レッスンへ行く前夜。低音をかすらせないように、少し遅めのメトロノームにあわせてがっつり発音させてます。まだ加減が分からずやりすぎて音が割れるようなビリビリすることがありますが、腕の重みによる音の概念や質ようやく理解しはじめ一歩前進!

4ヶ月後のレッスン本番

前夜の録音のように、重さをかけすぎてちょっと音割れみたいなガリッと音がしましたが、無事にこの時合格!すっごいゆっくり目に、確実に弦を掴みたかったのでだいぶスピード遅めに弾きました。あとはそのまま腕の重みを忘れずに、お家でスピードアップして練習&遊ぶと良いと言われルンルンです♪

合格後のリーのエチュードと録音比較してみる

というわけで現在、楽譜をもらったあの日から約5ヶ月目。今はリーのエチュードのスピードを少し上げていくことを目標にしつつ、右手の特訓のために毎日の練習前に必ず弾いています。

↓ゆっくり確実に、で良いのなら、5ヶ月目はこんな感じ!

↓少しペースアップとリズミカルにいこうとすると…

ちょっと音程やら腕の重みやら怪しくなっていくかなあ。

↓そして過去。最初の録音公開、1週間目の時のリーのエチュードはこちら!

1週間目のくせにテンポ早いな😂ww

だからいつも先生に、まずはコツを習得するためにゆっくり練習してって何度も言われるのですねw

参考動画を見て真似しようとしたせいか、形や雰囲気だけそれっぽくしようとしてる感じです。アイフォンの録音なので音質が少し分かりにくいかと思いますが、弦が掴めてないからカスッているような音が出てたり、余韻がうまれないぴたっと途切れるような低音。

こうして聴き比べると、少なからず地道に上達してることを実感しました。リーのエチュード合格はもらいましたが、テンポやスピードアップしていくためのコツをしっかり意識しながら、頑張りたいと思います!

さあ!今日も練習頑張ろう~~🐣✨

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